食品素材:その2

紅芋パウダー ちゅら恋紅という品種で鉄5.27㎎、カルシウム268㎎、マグネシウム70.5㎎、アントシアニン310㎎、ポリフェノール2280㎎(100gあたり) 紅芋に特徴的なのはポリフェノールやアントシアニンが多いことです。ポリフェノールといえば抗酸化作用で、アントシアニンは視力改善効果が期待できます。参考:オキナワパウダーフーズ

月桃 精油での実験があり、マウスによる実験では筋弛緩作用、鎮痙攣作用、抗不安作用、賦活作用(活力を与える作用)、血圧降下作用が認められています。人でも精油が更年期の精神状態の改善、抗不安や内分泌系の不調による不定愁訴、産褥期の緊張緩和などに用いられています。 また、葉は赤ワインの約34倍のポリフェノールを含み、食物繊維、カルシウム、マグネシウム、鉄分などの豊富なミネラルも含みます。参考:日本のメディカルハーブ事典(林真一郎編)、他

菊芋 生の菊芋には13-20%のイヌリンが含まれています。(パウダーは40~45%くらい)イヌリンは他の水溶性植物繊維同様、前後に接触した糖質の吸収を穏やかにする効果があり、また代謝されるとインスリンの分泌を促すホルモンが分泌されインスリンの量や働きを適正にするため、血糖値の上昇を抑制するので天然のインシュリンなどと言われています。また、インスリンは脳内で記憶力や注意力に関係する機能に必要ですが、血糖値が高くなると脳に届くインスリンの量が減ってしまいます。認知症を抑える上でも血糖値管理は大切です。さらに、カルシウム、マグネシウムの吸収を促進するとあります。参考:Wikipedia

さつま芋 レジスタントスターチを多く含んでいます。 レジスタントスターチは小腸での消化率が低いことから、糖質や脂質代謝において血糖値抑制作用や血液中コレステロール、中性脂肪の低下などが期待される。さらに大腸まで届き、腸内細菌のえさとなり、短鎖脂肪酸、特に酪酸を産生するそうです。この酪酸は腸内細菌叢を変化させ腸内の有用な菌を増殖させたり、癌化株細胞の増殖を抑制する、との報告もあります。当店では生のさつま芋を使用するときはゆでて裏ごしをして使用しております。(ゆでるのが一番レジスタンスターチが多いそうです)参考:宮城教育大学紀要53(2019)「さつまいもの加熱調理直後、冷蔵保存及び再加熱によるレジスタントスターチ量の変化」亀井文

島桑パウダー 桑(マルベリー)の葉は、糖尿病の発生を抑えたり、内臓脂肪を減少させたり、食後の高血糖が抑えられたという報告があります。その有効成分であるDNJ(デオキシノジリマイシン)には血糖上昇抑制効果以外に脳機能改善機能が認められ、脳のエイジング抑制効果があるとされています。             当店では通常の桑より2.4倍ものDNJを含み、α‐グルコシダーゼ阻害率は26%も高いといわれる沖永良部島の島桑を使用しています。また、たった小さじ1杯にカルシウムが72㎎が含まれております。鉄分、βカロテン、食物繊維も豊富です。参考:沖縄タイムス、薬理と治験vol.48(桑葉粉末摂取による食後血糖値上昇抑制効果の検証)

紅茶 緑茶を発酵して作られる紅茶のポリフェノールは緑茶のカテキンより多く、血糖値の上昇を抑制する作用があるそうです。体内の炎症反応を抑え脂肪の吸収を抑制したり、高血圧、コラーゲンの糖化反応(肌の老化等)を抑制、抗感染力を発揮したりといった効果が期待されます。参考:日経ヘルス2016年12月13日掲載 「1日3杯で万能の健康効果 「効く」紅茶の飲み方」

ビーツ 食べる輸血と言われていて、鉄分をはじめとする栄養素を含んでいます。ビーツの色素はポリフェノールの一種で強い抗酸化作用があり癌予防の効果が期待されます。また、血管をしなやかに丈夫にして血管を拡張させ血圧を下げたり、脳への血流の増加を促進することにより、認知症の予防につながります。ビーツのジュースを飲んだ後に膝の筋力を測定すると、筋力が13%上昇し、膝を動かす速さが増したという結果があり、筋肉の増強効果が期待されます。参考:Vege8HP